競馬よりFXがむずかしいたったひとつの理由

 この違いがどこにあるかわかりますか?

それは、(4)の利確の違いにあります。競馬で損失をコントロールするのは簡単です。1レースに賭ける金額を管理すれば、全部負けても賭け金以上の損失は出ません。
しかし、FXは損失も利益も自分で決めなければならず、損失を限定するのがきわめて困難なのです。
はじめてFXはした人は、利益確定が自分の意志で決められると知ってものすごい興奮を覚えます。15分で10万円以上の利益を出すことも簡単にでき、
「FXって簡単じゃん! 俺ってイケてるかも」
とうぬぼれるのです。利確も自分の意志で決めますが、損失も自分の意志で決めなければなりません。
損失を自分の意志で決める
これがどれほど難しいことか! 将棋や囲碁のプロの対局では、どちらかが「負けました」と宣言して決着をつけます。このときの心理は、内蔵をえぐられるような苦しみだと表現している人もいます。
それほど、自分から負けを認める行為は難しいのです。
FXが1/2のゲームであるのに、95%の人間が負け組で、5年以内に退場させられる事実が、自ら負けを認めることの難しさをもの語っています。
もうひとつ罠があります。それはFXは簡単に勝つことができるため、競馬では難しい高額配当をしとめた時の成功体験が、初心者の段階で刷りこまれてしまうということです。
FXではメンタルが大事と言われていますが、この成功体験をわすれて損失を認めることがメンタルの本質です。ルールを守ることが、メンタルの本質じゃありません。
というより、ルールを守らせれば勝てるのであれば、機械にやらせればいいだけです。
競馬にもじつはメンタルの問題はあります。しかし、刷りこまれるほどの成功体験を味わえるのはごく一部の上級者にとどまるため、クローズアップされないだけなのです。たとえば、3連単で500万や1000万の馬券をしとめると、FXとおなじメンタルの問題が出現します。高額配当がでる三連単が魔物といわれているのはここです。
そろそろ結論を書きます。FXは、「成功体験をわすれて、損を認められない」
これが競馬よりFXを難しくしているものの正体です。FXに興味のある競馬ファンは、このことを肝に銘じてください。最後に、それを紹介した動画で締めます。
http://youtu.be/D-vcX_-4Cgk